持っているだけで、日々目減りしていくけれど、大暴落の時に4000%超の利益をたたき出すようなelf、欲しいですか?
コロナショックの際に4000%超の利益をたたき出したという、ブラックスワン対策のファンドの話です。
暴落から巨額の利益を上げるように設計したヘッジファンド、エンピリカ
エンピリカは史上初の究極のベア型ファンド〔訳注 下げ相場で利益を出す仕組みのファンド〕でコロナショックの際巨額の収益を得た。
記事に詳細が載っています。残念ながら国内では全く同じものは買えないそうですが、ムームー証券で似たようなetfがあるそうです。その名も「アンプリファイ・ブラックスワン・グロース&トレジャリーコアetf」
ブラックスワン対策のファンドとは
予測不能な大規模な経済的衝撃(ブラックスワンイベント)から投資ポートフォリオを守るために設計された投資戦略やファンドのことを指します。このようなファンドは、通常の市場予測では捉えきれない極端なイベント(例えば、金融危機、自然災害、大規模なテロ攻撃など)に備えるために、テールリスク(尾リスク)をヘッジする方法を採用します。
以下に、ブラックスワン対策のファンドに関する一般的な情報や戦略をまとめます:
目的
- リスク管理: 市場の急落や予測不可能なイベントによる損失を最小限に抑える。
- リターンの安定化: 一見非効率に見えるが、長期的にはポートフォリオの全体的なリターンを安定させる。
戦略
- オプション戦略: 特にプットオプションを購入することで、市場が下落した際に利益を得ることができます。これにより、ブラックスワンイベント発生時に損失を補填します。
- 逆アセット(Inverse Assets): 市場が下落すると利益が出るような金融商品。市場全体の動きに逆行するインデックスに連動するファンドなど。
- 多様化: 資産クラスの多様化を極端に進めることで、特定の市場セクターの崩壊から全体を守る。
- 保険商品: 市場全体の保険のような商品。例えば、VIX(恐怖指数)に連動するETFや、クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)など。
実際の運用
- カタストロフィ・ボンド(キャットボンド): 自然災害などの特定のリスクにリンクした債券。災害が起きなければ高利回りが得られるが、起きれば一部または全額が失われる。
- テールリスクファンド: 市場の極端な動きに焦点を当て、オプションや他のデリバティブ商品を使ってヘッジを行う。
批判と考察
- コスト: ブラックスワン対策のファンドは保険のようなものであり、通常時にはコストがかかる。これは長期的に見れば投資家にとって非効率と見なされることがあります。
- 効果の不確実性: どのようなブラックスワンが起こるかを予測することは困難であり、全てのシナリオに備えることは不可能です。
結論
ブラックスワン対策のファンドは、投資家が市場の予測不可能なリスクに対して備えるための手段です。しかし、これらの戦略は常にコストと効果のバランスを考慮する必要があり、投資家は自身のリスク許容度や市場理解に基づいて選択すべきです。最近の市場動向や、特に2024年の情報から見ても、ブラックスワンへの警戒心は常に存在しますが、その対策法は多岐にわたり、どれが最適かは状況や個々の投資戦略により異なります。
私の感想
ぜひとも買ってみたい、10万円分だけでも!なーんて思いましたが、どうにも私には中身や仕組みがわかっていないので、結果手を出せません。なによりマークスピッツナーゲルの立ち上げたファンドの商品と全く同じものではないから…というのもあります。
株にもこういった暴落時の保険があると安心なのかもしれませんね。詳しく気になる方は、ぜひ記事を読んでみて下さい。^^
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